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誤記
 
□2006年  6月14日
 筑波サーキット2000走行会

 今日はFEEL'Sブランド『ホンダツインカム』の走行会に出陣。
 途中道を間違えるトラブルはあった物の、車両準備まではさくさくと終えて時間まで待機していた。
「安長君、もうパドックに行ってもいいよ」
 横浜店店長椿野さんに言われほへーとクルマを転がして向かう。
 むかう。……あれ。デモカーのフィットしか見あたらないが。
 ちょっとまて。先頭か?!
 填められた。初走行会の連中の多い初心者クラスといえど、サーキット不慣れな俺がペースカーの後ろで先頭車だと?!
 ペースカー毎ピットイン後、走行開始。

 実際だめだめでした。あのね。自分の車のパワーにとっちらかって踏み切れない状態ではテンロクにすらかてましぇんがな。
 まあ直線では充分その威力を発揮して、立ち上がりにしくじっても追いついてこない、最終コーナーの立ち上がりでも引き離すという怪力なんだが。
 ともかく、先頭車にのるグイグイ村尾氏の乗るデモカーのフィットがなぞるベストラインにクルマを載せながら、ゆっくり加速を続ける。
 最初の20分なんかもう駄目だ、むりぢゃと思っていたんだが。

  実はグイグイ村尾氏の同乗をおねがいしてあるのだ。

 乗って全開(8割?)で横で説明されるんだが、はっきり言って自分の車の全開に驚く方が先。てかすげーよおい!
 いや、ドライバーももちろんだが、自分の車の全開領域のパワーがだ。車体軋みそうだよ。
 ごろごろと群れる前の車両もなんのその、次々にパッシングしていく。
 インテRだろうが33Rだろうがお構いなし。そりゃプロに勝てる訳ない。

 或る意味自信が付いた。俺の車は速い。全開できればこんな車程度に負ける訳がない。
 やれる。俺はそう実感した。
 怖いのはブレーキが遅くてオーバースピードになること。これさえ気をつけてブレーキポイントを探るように全開……

  だからできねぇって(笑)!むりやがな!

 いや、結局同乗走行の後全開したんだけどね。慣れて来てようやくまともに立ち上がりから踏めるようになったら終了。
 途中クラッチペダルのカバー(RAZO)に付いたボルトがフロアに刺さり、戻らなくなったりするトラブルがあり、まともな周回はできなかったものの……
 直線で追いついたり(笑)そのままの勢いで1コーナーでインベタで抜いていったりとかなり激しい事をしながらバトルを楽しみました。
 特に第2ヘアピン、前輪がきゅるきゅる抗議する中2速全開でインから追い抜きをかけた時、アウト側のクルマが慌てて逃げるように離れていく様が笑えた。
 一応相手が譲るのを確認してから踏んでます、念のため。
 楽しかった………筑波2000にはもう一度以上是非行きたいね。

 それで気付いたのは、初心者はまずB16程度のパワーの物足りないエンジンで走るべきであると。
 パワーが大きすぎて加速力そのものに自分の体が慣れきらない。
 結果、踏めなくてタイムも出せない。俺も気付いたぞオキ、踏めないパワーは意味がないんだな(大笑)。
 もう一つは、意外に今使ってる『ZIGER』ってブランドのブレーキパッド。
 屑ブレーキだと思っていたが、炭化することなくしっかり効いてくれた。終わってからも全開ブレーキのタッチは変わらなかった。あるいみすげー。
 でもベースと呼ばれるパッドの背板は思いっきり変色してた(大汗)。普通ここまで熱が通れば終わる。てか終わってるはずだが……。今度外してみよう。
パッド自体の効きは良い方ではない。ストリートでは充分だが、実際フェードしたしな、全開走行2周で。
 これなら、足をきちんとしてやるだけでタイムアップは望めるはず。次は真面目に全開して1分10を切れるよう目指してがんばりまっす。タイヤもSだ!


□2006年  6月11日
 オイル交換

 来るべき筑波を直前にして、車検対応でいろいろしてたことをどーにかする。
 一つめはオイル交換。筑波があったので直前まで伏せておいたカードだ。
 いつものようにNUTEC……と唯一売ってる店を見つけて駆け込んでみた。

 「筑波?そんなオイル入れてちゃ絶対壊すよ!」

 え。
 んまー、岐阜のストリートでは十分だったし、ショートでは400ps以上のB16ターボが使ってたオイルだったから選んだんだが。
 そこまで否定せんでもええやん。そんな風に思った。
 ただ、実際勧めるオイルは『オベロンF300』という調整済み鉱物油をベースにしたオイルで、お値段は同じ。
 今まで使ってきた高価なオイルは基本がレース仕様の100%合成だったのだが……確かにレースマシンは開始前後にエンジンをあけてしまうためにあれらはレース一発用と言っていい。
 ようは持てばいい。逆に言えばすぐへたるものもある。
 しかしストリートでかかる負荷はまた別物だ。できる限り酸化しにくく、長時間の低負荷に耐えるモノが望ましい。
 結果的に、エンジンの事もあってオイル選択をできない状況にあった自分としては渡りに船なところでもあった。
 100%合成油のレッドライン、MOTULはポリオールエステル系で非常に熱を持ち、また熱に弱い。
 NUTECは系統が違うらしく、熱伝導性が高くなかなか油温が上がらない。
 今回はオベロンの鉱物系だ。こちらの話を聞いて向こうが決め打ちしてきたのだから一度使うことにした。
 まぁ……ミッションオイルは倍以上の値段で絞られてしまった訳だが(大汗)、それでもオベロンの安い鉱物系である。
 何事もものは試しという奴だ。

 で。
 シフトフィールにしてもLSDのジャダーにしても不思議とかちりとはまったかのように静かになり、満足のいく製品だった。
 まあ高いだけある。
 さてもっと気になるのがエンジンオイル。
 ちょうどヘッドをばらしてバルブクリアランス調整を終えたまさに活きのいいエンジンで、インナーサイレンサーが抜けないというアクシデントはあったものの。
 とりあえず箱根で踏んでみる。
 なんというか、その。
 魂を揺さぶるエンジンの鼓動と表現してやろう。エンジン音がやたら澄んだきれいな音を立てて上まで回るのだ。
 一ヶ月の北海道の後というのも差し引いても、最高の音だった。


□2006年  5月某日
 車検その後

 あははははははっ!
 予定外に早く帰ってきたぞ、我が車よ!
 ということで車検時の問題点を少し聞く。結果的にやばそうなのはクーラントのタンク下部。
 どうやらその辺にクラックが入っている可能性があるという。
 確かに垂れた形跡もあるし……ただ、漏れている雰囲気ではないのだ。慌てることはなかろう。
 むしろエンジンマウントだろう。だがまあ諦める。
 他問題になったのはスモールで。まあ、大した値段でもないし諦めた。
 
 でだ。
 散々乗ってそろそろエンジン載せ変えて5万を超えようとしていたんだが、バルブクリアランス調整をしてもらった。
 パッキン交換でどうせヘッドをはぐるし。
 結果だけ言うと。
 すげえ。全然フィールが違う。つか、回転にとぎれがないというか、上まできっちりと回っていくというか。
 今シャシダイ載せたら絶対すげーと思ったぐらい気持ちがいい。
 アクセルに対するレスポンスまで違う(というか、酷く精密なアクセルの上に足を載せている感覚である)。
 今回の車検は非常に面白かった。
 来月は初の走行会、筑波2000アタックなので、今度はそのインプレをしまーす。


□2006年  5月某日
 車検

 いろいろあっていつものショップに車検もちこみ。
 Tunedってのははっきり言うとその存在意義はおかしい。
 まず第一に、維持に金がかかる。オイルは高いし、パワーアップした分だけダメージも大きい。
 特にEGのような柔なボディではその反動はもろにくるので、おそらく10万に達する前に剛性が足りなくなるだろう。
 あと4万ほどでがたがくるのではなかろうか。てことは二年か。
 という状況での車検。点検の結果、持病のオイル漏れ(パッキン交換で治る)を除けばいかのとおり。
 ・EACV機能不良
 B系が乗ってればたいていの人間は知ってる持病。
 ・ブレーキマスターのにじみ
 EG系というか、これも持病。判ってるので放置。
 ・ラジエタのアッパータンクにひび?
 コレは困った。まだ?だし漏れてもいないんだけどね……これ。
 できれば新品にしたいとこだけど、どうなんだろ。いつものショップはいろいろとねー。もう困ったちゃんだからね……
 とはいえレース仕様に近いEGなのでまあ文句も言えない訳でして。
 ・エンジンマウント破断
 まてやおら、という感じのこれ。無限の強化だからだろう、入れて二年だってのに切れたか……。
 こうしてみてみると、車検に絡むやばいのはオイル漏れだけ。もっとも漏れてるの知ってて放置してたし、交換自体たいした金額ではない。
 ということで諸々終わらせて。
 
 次にあえるのは6月末(笑)
 タイヤはまだ8分程度あるしー、お金が入り次第、別のショップでちょこっとみてもらうかな(大笑)


□2006年  3月28日
 箱根峠

 久方ぶりに静岡に戻ってきたので……まずは箱根周辺でしょう。
 というか三カ月ぶりぐらいのアップかな。今メインコンテンツもしょぼしょぼアップ中。
 さて、その箱根峠ですが、小説のシーン付近とか走ってきました。
 本気のならしってところです。スピードとか久々だし出してません。
 安全運転でーす(笑)。
 長尾でタイヤの実力を測る。既に八分山を切ったZ1は、まさに今おいしいところ。
 暖かい昼間にアタック。かなり安定したグリップが印象的。つか、やたらコーナーの安定感がある。
 当初思った通り、かなりコーナーに強いタイヤ。横グリップが強いのかなぁ。
 コントロール性に長ける上、荷重がかからない限りトラクションがかからないので滑らせていくタイヤかな。
 Rに比べるとグリップが抜けやすい。縦グリップが弱い、と見劣りする割に、この荷重がかかった瞬間のグリップは筆舌に尽くしがたい。
 逆に言えばストリートでなんぼ走っても対して削れる事がないタイヤかも。既に6000kをオーバーしてるにも関わらず8分と言うことは、計算上2年は持つ訳だから、以前の01並か。
 Rは削れすぎるからなぁ(笑)FF向きと言う意味ではRの方が向いてる。
 で、箱根。ついこの間からさっちゃんがうろうろしているという話だったが、その原因共……かな?
 日曜日夜なのにそれらしいクルマが何台か。
 まあ走ってる連中もさっちゃんも見かけなかったけど。
 やっぱ箱根までは県道が良いね。で、そのまま箱根下り〜山中で折り返して登り。
 峠でもかなり広いし、ドライブコースに最適。でも本格的にはターンパイク下りの方が眺めはいいかな?


□2005年  12月23日
 いわゆるひとつの

 タイヤを買いました。ええ、冬で雪に埋もれながらもZ1を(藁)
 我慢に我慢を重ね、とうとう手が届いたので購入。
 いやー、RE-01Rのあの『存在感』に比べれば全く拍子抜け。
 これ普通のタイヤですか?そんな感じ。
 でも、まだ皮むきの最中だというのに軽いハンドリングに感じる微妙な違和感。
 これですよこれ。DZ101の時に感じた、思い通りに頭が入っていく感覚。
 まるでハンドルにタイヤが直結しているような。
 これからならしてグリップさせてく訳だけど……季節は冬。
 皮むきはできるがグリップを堪能する事は難しいだろうなぁ。


□2005年  9月 8日
 クラッチ修理完了

 早く慣れたい。
 クラッチ届きました。
 インプレにもかくけど、感想。
 重い。
 いや、判ってるんだけど、重い。
 スターレットを思い出すよ。クラッチカバーだけ1600kgなんて化け物を積んだ奴。
 最初かぱかぱエンストして(ホントディスクがノーマルだなんて信じられなかった)きつかったのを憶えてる。
 すぐ慣れたが。
 考えたら、信じがたい事にも慣れる物なんだ。
 クラッチのならしが終わるころ、私の慣らしも終わってることでしょう(笑)
 エンストとギア鳴りに注意って、まるで初心者のようで少し嫌(笑)


□2005年  8月26日
 早く峠に行きたい。

 別に私は走るのが速いわけではありません。
 だから走り屋を名乗らないのです。別に、速く走る事が目的でも至上でもないので。
 ただ自分は、手足のように、自分の意志のままに動く完全な車を求めているのです。
 ……と書くと、同人で書いているとあるライバルキャラのようですが。
 動的性能が上がれば上がるほど、自分の思い通りになれば成る程嬉しくなるのですよー♪
 色々やってみて、判ったことを踏まえてさらに踏み込んでみる。
 一歩、一歩、そう言えば自分の車の姿勢が判るよになったのはホントに唐突だったなー。
 アレは足を変えてしばらくセッティングしてる時だった。
 「これで行こう」って決めて、しばらく走り込んでると唐突にリアの振り出しとかが理解できたんだ。
 荷重の移動とかね。結構感覚的なところがあるから、『こうだ』と言えないし。
 何年かかったんだろう。三年かな。理解できるだけでコントロールしているうちには入らないと思うけどね。
 でも、だから自分の好みのセッティングを理解できるね。ようやくここまで来たと言えるかな。
 だからこれからなのです!全部これから!やっとスタートラインについたかんじ?
 ホント、良い車なのに使い潰して自分の好みやスタイルを手探りで……全く、高い教習車でした。
 きっちり修理して、必要なチューン(要は壊れないようにするってことね)をして、フルメンテでサーキットアタックしたいねー。
 良くサーキットはノーマルでいいからと初心者に言うけども。
 『壊れないようにしてから』サーキットには行った方がいいです。メンテとブレーキとタイヤだけはきっちりしておかないとヤヴァイですよ。
 中古車なら弱点もメンテを当然やっておきましょう。EG6ならパワステとマスターシリンダーあたり。
 できればデスビ交換・リレーとか電気系統のトラブル回避かなぁ。



□2005年  8月25日
 クラッチ

 見てくれる人がいようがいまいが、車関連はこっちに書かなければならない。
 と、ATSのシングルカーボンが逝きかけてるので、ショップを探した。
 岐阜に来てからというもの、まさか横浜まで行くわけにも行かず超自動後退でオイル交換をしていた。不本意ながら。
 自分でやってもよかったが、工具が(馬ね)重くてかさばるので現状では準備しきれない。
 結果ショップを探すことになったのだが、結局5ヶ月近くかかったわけだ。

 そう今回のこの日記はクラッチ交換の話題なのだが、岐阜にある『Pro Stage』というショップが中心となる。
 このショップ、小さな町工場だ。事務所もちっちゃい。
 だがHPで冒頭に紹介されているチューンドシビックは、比較的とんでもない代物である。
 シビック系の本で今まで紹介されていなかったせいで見落としていたというか、知らなかったのだ。
 当然?だが、他の走り系ではここ一年ほど取材があったそうだ。
 先月ぐらいのおぷしょんで紹介されているので、ご存じの人もいるかも知れない。

 ターボ化を突き詰めたというより、有り得ないサイズのタービンをぶちこんだというべきこの車。
 曰く400馬力は大丈夫とか。2kまでブーストかけても平気だとか。

 まあそんなお店だからこそ信用できる、と踏んで来店。
 ATSのクラッチは、カタログ上大きく変更があったので気になっていたんだが、曰く滑り対策のための形状変更があったらしい。
 またアイドル中にからからというセンターハブからの音が聞こえる、つながりもジャダーが酷いなど滑り対策の為にフィールが別物になったらしいのだ。
 ひでえ。
「ツインならそんなことないんですけどね」
 ツイン設定ないよ。てか、デモカーには積んであるけどケースを削って加工取り付けだそうだ。
 結果結論から言うとクスコの強化品を組んで取り付けに。純正のフィール、半クラの使いやすさがあるカッパーシングルディスクを使用。
 強化カバー(形状純正)+ディスク+クロモリフライホイル+ベアリング等補修品。
 ATSのカーボンは、ディスクの消耗はないがプレッシャープレートやケースの交換が必須。
 しかし、いざ開けてみてディスクが逝ってたら一枚7万を越える出費。巫山戯ろ。
 ということで今後を検討してもクスコ(ほぼ同じ値段になる)という事になる。ATSはフライホイルまでセットなのでフライホイル買わなきゃいけない。
 初期不良さえなければなぁ……ちなみにセットとして見た場合、非常に格安のカーボンクラッチ(だってフライホイル込みで12万だよ?)なんだがなぁ。
 まあいい。これも勉強だ。と思って、今回は初めての店だし色々我慢する。
 何より最初の店長さんの対応がよかったー♪
「クラッチですか?……どこの?」
「ATSです。シングルカーボンの」
「うーん。エンジン何かやってる?」
「あ、ひととおり」
「ターボ?」
「いえー」
「カムとか入れてる?どんなの?」
 いちいち細かく聞いてくる。流石『ばかげた化け物を飼ってるだけはある』と思いました☆(けらけら)

 実はもう一件に見積もりメールだしてるけど、ここで決まりだ。
 自分で調べて自分でやってるショップだけに部品の質やものその物を良く知ってる。
 これは客として安心できる訳ですよ。ATSのオーバーホールとか組み込みがいやだったというのもあるそうなんですけどねー。
 理由は、仕様変更のため。『ATSに文句言ったんですわ。でも絶対変えないと。だって滑るらしいんですよ』とのこと。
 オーバーホール×、Assyもフィール考えると×、結果相談しながらクスコに。
 今週末金持って注文に行く予定。今後オイル交換もここでやろうっと。


□2005年  5月11日
 『フランカー』

 かんけいないぢゃんっ(突っ込み挨拶)!
 いえいえ、完全に関係ないわけでは御座いませんぞ。
 とは言えいるかどうか判らない読者を煙に巻いてもしかたないので。
 この『フランカー』というのはロシアの有名な戦闘機Su-27シリーズの名称であり、形式や名前はもううんざりするほど有ります。
 別に今回はそれを語る為に書いてる訳ではなくて。

 スポーツカーに関する『機動性能』

 これについてちろっと考えたので。
 上記タイトルのフランカーという戦闘機。その機動性能は怖ろしく、今までの常識で有り得ない機動ができる。
 コブラ、クルビット、フックを検索ワードとして書いておこう。説明しても仕方ないので。
 昔ポルシェは事故らないと言われたそうだ。それは『性能がいいから』だという。
 車の性能といったら何か。エンジン?加速性能?最高速度?
 確かにそれらもそうだろう。しかし、最終的に考えるのは車という存在は、『走る』ものであるという一点。走る・曲がる・止まる、である。
 戦闘機の『機動性能』は、そう、車での運動性能に値するものだ。
 フランカーのような曲芸・極限での機動が容易であるというのは、スポーツカーにとって必須なんだと思う。
 10年前のアナログな車と、できたてほやほやのランサー・インプレッサ。
 これは喩えるなら零戦とフランカーかな?
 旧い車でも極限まで酷使できる素性の良いスポーツカーがあった。
 今の車はそれをアシストできるまでになった。昔はそれを操る腕が重視された。今でも腕は有った方が良い。
 では、昔の車は運動性能が低かったのか――今の車はそんなに運動性能がずば抜けているのか。
 それは事実だろう。しかし、スペックだけ見ればそんなに大きく変わっているようには思えない。

 最大の差、『腕がなくても性能を引き出せる』という許容性。
 『速い』ではなく、『早い』。
 ドライバーに的確且つ過敏なまでに反応し、思いのままに走り回る『人馬一体』。
 これが、所謂『性能の高さ』ではないのだろうか。
 エンジン性能ばかり高く、踏めばリアタイヤが軋むようなターボFRや、ハンドルを切ったらそれ以上に回頭するMRとか。
 確かに性能は群を抜いていても、それを操るに腕が必要な車という世界はもう終わってもいいのだろう。
 ドライバーに的確に応える早い車。
 それはデチューンの必要が在るかも知れないし、もしかしたら性能を引き出すためさらにチューンが必要かも知れない。
 ともかく、そう言う『運動性能を容易に引き出せる』車は、今後一層増えてくるんだろう。
 車の性能の高さ。できれば、その事実に気づいて欲しい。 □2005年  3月27日
 新説『道路交通法』

 一年以上放置かよっっ(開幕挨拶)。
 最近、ちょっと転勤絡みでばたばたと高速道路を使っていて見かけた光景。
 追い越し車線にずらりと並ぶ車の列。
 がらがらの走行車線に、『流れは順調です』と言う高速道路情報。

 これは、なんとかしなければならない。

 そもそも原因は、トラックの90k規制。
 さらに規制すべきであろう、トラックの「追い越し禁止」。走行車線から出るな二度と。
 逆に言えば、速度規制そのものが間違いで有るとも言える。
 まず100km/hの1tの塊と、20km/hの1tの塊とどう違うか。それらは充分なエネルギーを持った凶器である。
 充分人間を即死させる可能性がある。
 相対的に、時速差20km/h有れば車をはじき飛ばして壊す事が可能なのだ。
 つまり――

 速度規制の為に、車は車から緊急離脱ができない事がある。

 これが速度規制を止めるべきであると考える一つの理由だ。
 もう一つは、車両の限界速度が上がりすぎている事も一つの要因だ。
 考えても見れば判る。今の車で100km/hを安定して走行できない車があるだろうか。
 あるはずがない。そんな車、ヨーロッパでは売り物にならない。アメリカでは誰も買わない。
 わざわざ日本向けに作るはずがない。だから日本でも、今の乗用車として販売される車は殆ど150km/hでも安定して走る事ができる。
 一部そんな速度では危険な車があるのは認めるが……。
 これらから今更100km/hという規制は古くさい理論といえるだろう。

 勿論これだけでは問題が発生する可能性があるので、下地として次のような項目を設ける。
 ・オートマ『認定』免許を作り、オートマ認定がとれない限りマニュアルしか乗ってはいけない
 ・走行距離証明を行い、年間走行距離が一定に満たない物は免許講習を行う
 ・運転免許取得の課程に『限界オーバー体験・アンダーステア、オーバーステア』を必須として設ける
 ・交通妨害規制
 はっきり言って根底から作り替えなきゃ、ダメでしょ日本の交通事情。
 細かく説明すると怖ろしく長くなりそうなのでこの辺で。
 要するに、下手くそが車の限界も知らずにふらふらと予測外の行動をするなと。
 そんな風に思ったわけで。


□2004年  2月12日
 既に二ヶ月も放置かよ!洗車まいすたーになる為のそにょ2

 メインが国立精霊学院なだけに、結構放置多いッス(ごめん)。
 冬は洗車の季節。
 寒いと空気中の水分が凍り付く現象、要するに霜が降りるせいもあり、埃が固着しやすいのだ。
 スポンジは目の細かい、泡立ちがよくきちんと角のあるモノを使いたい。
 曲面に合わせて円を描かず、同じ方向にふき取る。
 今度はそれに直行するように、同様にふき取る。
 細かい隅には、スポンジの角を滑り込ませる(前回の棒付きスポンジでも良し)。
 でなければ、この季節(に限らないが)のような気候だとべっとり泥汚れが薄く全面にわたって付着していることがあるからだ。
 洗ったら水を流して、乾くのを待ってからもう一度隅々を確認。
 徹底的に洗ってあげよう。


□2004年 12月25日
 くりすますすぺしゃる!洗車まいすたーになる為のそにょ1

 洗車してますか?
 白い車が洗車していなくて死にそうなのを見ると哀しくなる。
 かといって、洗車していても、シュアラスターの磨く快感シリーズを持っていても!
 喩え毎日洗っていても!
 そう、洗車の極意、車の掃除の極意を知らない人間も数多い。
 と言うことで今日は、洗車しながら本当に綺麗な車を目指す為のなんたるかを考えた。
 まず用意したものはこれ。
 
 左が合成ゴム等プラスチック用つや出し剤。タイヤにも使える。
 右はスポンジにプラの柄がついた、ゴミとり。
 これが今回は大活躍する。勿論他に雑巾を用意だ。
 ダッシュボード、ドア、そしてドアのパッキンに使い、埃とゴミをとり艶を出してやるのだ。
 
 まずは、扉などの外周だ。ここは水が流れる仕組みになっており、汚れるのが当たり前。
 でもここの泥汚れを落とすだけで全然見違える。
 
 これはドアだけでなく、ボディ側も言える事。
 
 つぎに、足下とサイドシル周辺。
 ここもパッキンと同様、直接吹きかけて綺麗に吹き上げる。
 
 最後がここ。
 全開にしてやるとここが意外に汚れている。ここを雑巾でふきあげて(ヒンジの油をふきあげないように)完成。
 これだけでも気分的に見違える。
 最初に紹介したプラ柄のゴミとりは手の届かないところで大活躍する。
 洗車の極意は、見えにくい所までしっかりやること。
 エンジンルーム洗浄と同じだからね。


□2004年 12月 7日
 峠のお話

 もう、峠で走るようになってからはや二年以上になる。
 ようやっとまともに踏めるというか。
 回りに合わせる事ぐらいはできるようになってきて、ついていけるようになりました。
 今日はそんな、峠初心者が初めて峠に向かう人々に送る『街道バトル入門』をお送りする。

 とは書いたがね。
 要するに何処で走ってるんだあんたらわ。と言うのが本音。
 別にたいそうなことを言うつもりはない。
 あのね。『走れる場所』っていうのは極限られた場所になるの。
 ほら、やっぱり正しくない事をやってればそれなりの報復はあるでしょ。
 これは、某峠に行って道に迷ったときのこと。
 県外ナンバーだったということと、初で道が判らなくて山に迷い込んでたんだ。
――誰か……って、警察かよ
 ランプ回していなかったけどさっちゃんだった。
 まあ、『インター下りて○○に行こうと近道のつもりが、ほら、走ってるじゃないですか』と言うと何にも疑わなかったけど。
 距離・時間も問題ない言い訳だったからなぁ。その時。
「ああ、アレ?今日は少ない方だよ」
 ということはなにかあんたら。

 一般人がいなけりゃ放置かい

 まあそういうことだ。ああやって走ってる場所に検問はって捕まえるにもこつがあるようだが。
 一網打尽、というのは某埠頭での一斉検挙などでしかないらしい。
 おえらいさんの何だかとかだね。
 つまりだ。地元にいる走り屋が開拓した『走る場所・走り方』が各峠に存在する。
 某所は上りのみ攻めとか、非常にローカルなルールが存在する。
 間違っても『走っていけない場所(住宅街を含む場所など)』で集団暴走はいけない。
 頼むから、そう言うローカルルールを知らない『おのぼりさん』が集団でハザードとかやめてもらいたい。
 この間も、ゲームで有名になった峠(ホテルが有って走る場所ではないが)で暴走してやがる。
 案の定その日は走るどころではなかったが……(何処に行っても赤いランプが回っていて)。

 もっともそう言う峠でも、不意打ち検挙はあるので注意。
 何にしても、あらゆる身分のあらゆる人達と折り合い付ければ走れる訳です。
 最近、首都高でもそうだがおのぼりさんは増えた。
 湾岸で言う『雰囲気組』と言う奴だ。
 危なくなるのであんまり走れないよ……。まったく。
 


□2004年 11月 5日
 タイヤのお話

 私は、グリップが抜けるのが怖くてハイグリップタイヤを買いました。
 その昔のお話。
 長距離ドライブを免許をとって一月目でやるという暴挙にでた。
 その時の話。
 当時履いていたタイヤが『ひび割れている』事に気付いて大慌てで旅先でいえろーはっとへ。
 てけとーなタイヤを購入。
 こいつを手放す直前に、軽いホイルとタイヤが欲しくて某タイヤ館へ。
 そこで購入したのが、RE-01だった。

 俺と01のつきあいはここから始まったのだ。三年前の話だ。

 履き替えて半年、車を手放して今の車に。もっとも車種というか形とかサイズが同じなのでそのまま使用。
 VTi:EG4・ATでした。純正サイズのタイヤが175/65/14で、185/60/14にして、195/55/15のEG6と同様のRE-01を買ったわけですよ。
 このタイヤが、私を変えたというか。それまで使っていたタイヤとは一線を画す特殊なタイヤといえる。
 事実あれだ、ふにゃふにゃの純正足にもかかわらずサイドウォールのよじれとかそんな物がなくて、がちっと地面を捕らえている感覚があった。
 もう他のタイヤに乗り換えられない程安定していたというか。
 このタイヤに関してはランフラットではないがサイドの堅さが非常に強く、腰の強い印象を受けるので、パンクしても怖くない。
 ぺったーんとはならないと言えば判るだろうか。抜けてるけど公道を応急で走るには充分ぐらいか。
 ショルダーも角張ってて、いかにも『箱』という印象を与えるタイヤでしたね。
 でだ。
 7月に発売を開始したRE-01Rを購入するわけですよー♪
 ここまではまさに自然の流れ、摂理とでも言おうか。
 ハイグリップに慣らされた体が、他のタイヤに脅えているとも言える。
 実際色んな車で全開してみて(競技ですよ(^^ゞ)、ラリータイヤの滑り方を覚えたり、代車のエコタイヤを試したりとしましたが。
 簡単にアンダーが出るんですよ。ええ。私はダートをやってるんですが。
 逆に、ブレーキで一気にオーバーに持ち込むことも簡単なんですよね。それだけ良く滑ると。
 路面も滑る路面ですがね。
 オンでスピンする感覚とはまた違います(初めから滑って走っているので……)が、あの不安定感は公道では絶対に感じたくない物で。

 そんな影響もあって、タイヤはハイグリップと決めている。ブレーキがロックするよりもタイヤが地面をつかむ力の方が大きい方がいいと。
 へたくそのブレーキでロックするのは耐えられませんぜ。それに、エンジンパワーを受け止めるグリップも必要なので、必然的にハイグリップになる訳で。
 値段はDNA GPの倍という恐ろしい価格ですがねー(大笑)。


□2004年 11月 2日
 わたしのくるま

 タイヤやぶっちゃったよ……。
 という振りはおいておいて(おいておくのか!)。
 私の改造車について、殆どと言っていいぐらいフォトがない。
 何故か。

 手がかり1:写真を載せる意味がない

 そしてこれが最も重要な手がかりだ!

 手がかり2:内装も外装もノーマル

 (笑)
 いや、その辺の何処にでもあるEGですよ。ボンネットを開けなければ(笑)。
 とか思ってたんですが、最近車高は低いわマフラー五月蠅いわ、まあ普通じゃないようにみえますわな(汗)。
 どおりで、峠で煽られる訳ですよ(まて)。

 で、この間北九州は某所に行った際の写真をもって内装を紹介しようかと。
 結構綺麗でしょう?まあ、殆ど変わってませんね。中央に1DINカップホルダ+小物入れ、小物入れ、1DINCDオーディオ、RAZOカーボンType200シフトノブッス。

  ↑
 これ。言うまでもなくDEFI-LINKの、左から油温、油圧、水温計です。コントローラーは2DINコンソールの横にぺたりと。

  ↑
 助手席にあるこれ、光触媒の臭い消しです。半年持つそうです。

 見てのとおり(一応リアシートも普通にあるし)全くノーマルです。紹介する程の物ではないですよ。
 カップホルダーすら1DINに入ってるのでまさにノーマル。信じられますか(まて)?
 2DINコンソール外して、純正カップホルダーの欲しい今日この頃だったり。
 でも2DINコンソールは左足で踏ん張る際に助かるんですよね。いや、ホントに。

 で、振りで振ったタイヤの話はまた今度にでも。


□2004年 10月22日
 ホンダ新型レジェンド

 フルモデルチェンジですよ奥さん!
 というわけで某雑誌によるレジェンドの試乗記を読む。
 SH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive)なる物を搭載した新型四駆。
 レジェンドというクルマ自体には殆ど縁のない生活ではあるが、このシステムが非常に気になる。

 “アンダーステアを軽減、また旋回性能を向上させ、例えば、旋回中にも安心してアクセルを操作できるといったドライビングが可能になります”――ホンダオフィシャルページより

 実際、某雑誌では『まるで運転が巧くなったように』感じるほどの物らしい。
 それも、アクセルオンで走る戦闘的なシステムだというのだ。
 LSDなどとの大きな違いは、極めて単純且つ精密にニュートラルステアを実現するための制御だと言うこと。
 ランサーなんか目じゃない。いわば『スポーツ用』4WD制御システムである。
 アンダーが出始めると自動的に駆動力が配分されオーバーステアへと制御される。
 逆にスピンしそうになるとアンダーになるように、と制御することで極めてニュートラルに近いハンドリングを実現するのだという。
 エンジンもばかげてる。3.5リッターV6300PS。見た目は大したエンジンじゃないが。

 これ、SOHC-VTECなのだ。

 いや、DOHCが良いとは言わないが、パワー出過ぎだろう?N/Aで300ps叩いたSOHCって聞いたことない。
 ともかく。
 初めてだと思う。いままでまともな(失礼)4WDはホンダでは作っていなかった。
 理由は知らないが……有ってもスポーツモードとは縁遠い存在。とてもランサーやインプに勝てるような代物ではない。
 実用性一本張りとは言わないがホンダスポーツ=2WDだったのだ。常に。

 やはりこれは現社長の(趣味である)、ラリー本格参戦の布石なのだろうか。

 とはいえ。
 それを『次期スポーツカー』ではなく高級車に強引に搭載してしまう辺りホンダらしいか(笑)。
 でもこれを搭載したスポーツカーが本当に速いかどうかは、はっきり言って不明だろう。
 誰でもニュートラルステアで走れるということは、クルマの姿勢制御などの技術のあるドライバーにとって困る問題もあるだろうし。
 何にせよ、今後も注目。


□2004年 10月 4日
 ミニ(クーパー)

 知り合いに、クラシカルな趣味の元走り屋がいる。
 知り合いと言っても本気で古い人で、東名レースも経験した恐ろしいヒトである。
 今は至って普通の車好きなおじいさんだが(大笑)。
 まあ、普通じゃないのはR34に乗りたいなどとぬかしやがることか。

 と言うわけで今回はその方から見せていただいた二つの写真を。
 まずはミニ。見たことのある色です。これ、当時でも100万近い金を掛けてポルシェの塗装を施しているそうです。
 そういやこんな色のポルシェいるよな。
 エンジンも1300ない、特殊なものらしいッス。
 おつぎはこいつ。内装なんだけど、今の車でもレースカーであったとしても見ることのない

 12連メーター!

 ありえねーっっ!よく見えないだろうから拡大して。
 8000回転を許容するのか、このタコ。そして140km/hまで刻んだ……
 まて。よく見れば内側に刻まれた数字らしき羅列。
 …………。マイルじゃないだろうな。念のため。

 140マイルっつーたら時速200km越えてるだろうが!
 ※ミニは外車です。ヨーロッパの。

 あなどりがたし。